浦安市  <環境保護>米ディズニーもストロー廃止へ TDRは対象外

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<環境保護>米ディズニーもストロー廃止へ TDRは対象外

 

米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは26日、来年半ばまでにディズニーランドなどで使い捨てのプラスチック製ストローを廃止すると発表した。米メディアによると、オリエンタルランドが運営するディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)は対象外という。

環境保護が理由で、年間1億7500万本以上のストローを削減できるとしている。

欧米では海洋汚染の深刻化を受けて、プラスチック製品を規制する動きが進んでいる。中でもストローは小さくてリサイクルが難しいうえ「不使用」に取り組みやすいため、米国の企業や自治体で規制の動きが加速している。

環境保護団体によると、米国では年間5億本のプラスチック製ストローが使われ、海洋動物がゴミを誤飲する問題が起きている。

コーヒーチェーン大手スターバックスは今月、2020年までに世界中の店舗で廃止すると発表し、紙製ストローや穴が開いたプラスチックのふたへの切り替えをしている。

米大手航空会社アメリカン航空や米大手ホテルチェーンのマリオットなども今月、廃止の方針を公表した。

6月にはロサンゼルス近郊マリブ、7月には西部ワシントン州シアトルが、飲食店などで客にプラスチック製ストローの提供を禁止した。西部カリフォルニア州サンフランシスコでも同様の条例が成立する見通しだ。

代替品の竹やパスタ、紙などは耐久性やコスト高などの課題があるが、先行する自治体ではおおむね好評で、同様の動きが広がっている。